2022年9月のある日
FUJIFILMのサイトを閲覧していてあることに気がついた
X-T4の購入ができなくなっている!
世界的な半導体不足の景況もあるかもしれないが、発売から約2年5ヶ月が経過し、第5世代センサーも発表されダブルフラッグシップのX-H2とX-H2に搭載された。
いよいよX-T4も、後継機(ここでは仮にX-T5とする)へ生まれ変わろうとしているのかもしれない
今回はX-H2とX-H2Sのスペックや使用から次なる後継機 X-T5の予想をしていきたいと思う。
リークでもなく、ただの一個人の妄想と言うことをお許しいただきたい。
X-T4 後継機 X-T5 予想
先程もお伝えしたが、この記事はリーク情報などではなく、一個人として希望的観測も入っていることも考慮して読み進めてもらいたい。
ボディ
ボディは原則的にX-T4と同じダイヤル式のデザインを踏襲するものと思われる。
軍艦部のシャッタースピードダイヤル、ISOダイヤル、露出ダイヤルはそのままに、バリアングル液晶もX-T5に引き継がれる可能性が高い。
やはりこの軍艦部のデザインがあってこそのX-Tシリーズと言える。
FUJIFILMの開発担当者の話を見聞きしても、X-HシリーズとX-Sシリーズはモードダイヤル。
X-Tシリーズは、現在と同じダイヤル式の操作系にしていくと動画内で言及している。
基本的に現行デザインを引き継ぐとは言え、細かな変更点は出てくると思う。
その一つが、フォーカスモード切り替えレバーだ。
X-T4以降に発売された新規のボディ(X-T30ⅡはⅠのボディと同じなので対象外とする)で、フォーカスモード切り替えレバーは採用されていない。
X-S20、X-E4、X-H2S、X-H2いずれのボディもフォーカスモード切り替えスイッチは廃止されている。
フォーカスモード切り替えスイッチは、実際にX-T4ユーザーとして不便に感じている部分でもあった。
X-T4には、静止画撮影と動画撮影の切り替えるダイヤル(静止画/動画切り替えダイヤル)があり、スイッチ一つでスチルと動画を設定を切り替えることができるのだが、フォーカスモードだけはフォーカスモード切り替えスイッチの設定を引き継いでしまう。
スチルではシングルAF、動画ではコンティニュアスAFを使うことが多い私の場合は、静止画/動画切り替えダイヤルとフォーカスモード切り替えスイッチの両方を切り替える必要があり、ダイヤル一つで静止画と動画を切り替えることができなかった。
X-T4以降に発売された機種はどうかというと、いずれもフォーカスモードの切り替えは設定の中に入っており、ファンクションボタンに割り振ることができるようになっている。
そうすると静止画と動画を切り替えることで、フォーカスモードも同時に切り替わってくれる。
どちらがユーザーの使い勝手が良いかを考えると、同時に切り替わってくれる方だろう。
ただしこれは、X-T5が静止画と動画のマルチプレーヤーとして登場する場合の話であり、フォーカスモード切り替えスイッチが継続採用される可能性もある。
X-T5がスチル特化で登場する場合だ。
この場合は、フォーカスモード切り替えスイッチは残り、代わりにバリアングル液晶がチルト液晶に置き換わるかもしれない。
X-Sシリーズに一桁機種(X-S1など)が登場すると、動画も静止画もマルチにこなすX-Hシリーズ。
スチル特化のX-Tシリーズ、動画特化のX-Sシリーズと差別化も行いやすい。
X-Tシリーズがスチル特化に振り切って来るとフォーカスモード切り替えスイッチも継続採用されるだろう。
センサー&プロセッサー
センサーとプロセッサーについては、第5世代のものが採用されると見てほぼ間違いは無いだろう。
X-H2と同じ 高画素センサーのX-Trans CMOS 5 HRとX-Processor 5 が採用され、高画素モデル化するのが大方の予想だ。
前述した通り、X-Tシリーズをスチル機として考えていくとX-Trans CMOS 5 HRを採用する方が自然な流れとなる。
連射性能とシャッター速度は、ややスペックダウンする可能性も高いが、それでも必要十分なラインで来るであろうことは間違いないと思う。
発熱や放熱の問題が無ければ、ピクセルシフトショットも採用されるだろう。
ボディ内手ブレ補正機能を活用し、センサーを高精度にシフト/自動撮影を行うことで、1回のシャッターで20枚の画像を取得する機能。
専用ソフトウェア「Pixel Shift Combiner」を用いて取得した画像を処理することで、約1億6千万画素の超高解像な画像を生成できる。
全ての画素に赤・緑・青3つの色情報が揃うように高精度にイメージセンサーを動かし偽色を抑え込むことが可能で、1.6億画素全てに正確な色情報が得ることで、リアルカラーで被写体を記録することができる。
スチル性能
ここまで、X-T5はスチルメインになるのではないかと予想して書いてきたが、もう少しX-T5のスチル性能について考えてみよう。
被写体検出AFもX-T5に搭載される可能性は高い。
動物・鳥・車・バイク&自転車・飛行機・電車をAIで検出することが可能になる機能だが、X-T5を写真機として考えるとぜひとも搭載して欲しいものだ。
おそらく搭載されて残念だと思うユーザーも少ないと思う。
またスチルメインの方の中は、MFを多用することも少なくない。
すると、MFアシストにフォーカスメーターが採用されてもおかしくない。
ピクセルショットも採用されれば。X-H2の目玉機能は、ほぼX-T5にも受け継がれる事となる。
スチル機としての機能の充実がX-T5に求められることではないだろうか?
動画性能
次に動画性能について考えてみよう。
ただし、動画性能については、X-Hシリーズより、若干見劣りするものになるのではないかと予想している。
まず8K撮影はできない可能性が高い。
ここで課題になるのは、やはり発熱と放熱だ。
X-T4を使って動画を撮っていると、どうしても放熱が追いつかず、熱停止してしまうケースは多い。
空調の効いた室内で撮影していても60分を超えるような撮影は厳しいと感じることも少なくない。
X-Hシリーズでは、冷却用のファンが別売りで用意されているが、X-T5には取り付けられない可能性が高いと考えている。
コレはX-Hシリーズとの差別化と考えてよさそうや
X-H2Sと同じ 6.2K30Pは撮れる可能性もあるが、個人的には4K60Pか4K120Pまでに留まる可能性が高いと思っている。
ハイスピード撮影は、FHD240Pまでクロップなしで撮れるようになって欲しい。
動画撮影記録時間は無くなってほしいところだが、発熱と放熱の課題がクリアできなければ、30分制限は残るかもしれない。
ここは、記録コーデックとの兼ね合いも出てくるので難しいところではあるが、AppleProResへの対応も無いと予想している。
あくまで動画については、削れるスペックは削って、発熱を抑えていくという考えだ。
X-T5のフィンダー性能
ファインダーについては、X-Hシリーズと同じ、0.8型 576万ドットが採用されて欲しいところだが、ここは差別化のポイントになるというのが予想だ。
X-T5のファインダーは、X-T4と同じ0.5型396万ドットが現実的だと言わざるを得ない。
やはり大きいファインダーを搭載するには、それなりのスペースが必要になるわけで、X-T5のファインダー部分だけが巨大化することは考えにくい。
ベースは、X-T4と同じ0.5型396万ドットとなるかと思うが、何かしらのブラッシュアップを期待したいところだ!
X-T5の背面モニター性能
背面モニターについても大きな進化を期待するのは難しいと予想している。
X-Hシリーズに搭載されたモニターもX-T4に搭載されているモニターも3.0型バリアングルTFTカラー液晶(アスペクト比3:2)となっており、恐らく同じモニターが採用されている。
多くのユーザーが背面モニターは、設定と撮影画像の簡単な確認のみと考えると、これくらいのスペックで十分なのかもしれない。
むしろ写真や動画の編集をしないライトユーザー向けの製品にこそ、スマホクラスの解像度のモニターを搭載した方が喜ばれる可能性は高い。
背面モニターについては、据え置きでコストを抑えると考えた方が良いだろう。
X-T5の記録メディア
記録メディアは、SDカード(UHS-Ⅱ対応)の2スロットで変更なし。
基本的にボディの形状もX-T4と大きく変わらないと予想されるため、記録メディアもX-T4と同じと考えるのが自然だろう。
ボディの形状的に CFexpressカードも入らないことは無いと思うが、一般ユーザーにはSDカード2枚差しの方が使い勝手は良い。
センサーとプロセッサーはダブルフラッグシップと同じながら、書き込み速度が要求される部分に制限を設けることでX-T5に落とし込むと予想するので、CFexpressカードを採用する意味合いも薄くなってしまうというわけだ。
X-T5の発売時期
早ければ 2022年の年末。
遅くとも2023年の春(3月〜4月)。
この辺りでは、何かしらのアナウンスがされるものと思われる。
2023年4月となれば、X-T4の発売から3年が経過するタイミング。
生産終了と思われる現在(2022年9月)から半年後ということもあり、頃合いとしては悪くない。
いずれにせよ、売れ筋のカメラでユーザーの期待値も高いことから、早めのアナウンスに期待したい。
X-T5の価格予想
最後にX-T5の価格を予想して終わりたいと思う。
X-H2Sが346,500円(税込)、X-H2が290,400円(税込)(いずれもフジフイルムモール)と考えると、X-T5は220,000円〜240,000円くらいのラインになってくると予想される。
現在のX-T4の実売価格が、新品で200,000円前後(ボディのみ)と考えると、やや値上がりとなるが、世界的な半導体不足や円安の影響を考えると値上げは最小限に留めてくれていると思う。
いずれにせよ、ダブルフラッグシップのX-Hシリーズよりは手に届きやすい価格になることは間違いないことから、心待ちにしているFUJIFILMファンは多いだろう。
【まとめ】X-T4後継機
個人的には、FUJIFILMとの出会いはX-T4だったこともあり、X-T4がカタログ落ちする日が遠くないことも寂しい限りだ。
2020年4月にあるYouTubeを見て一目惚れ。
動画を見た直後にマップカメラでポチった記憶は今でも鮮明に覚えている。
とはいえ、FUJIFILMにハマるきっかけを与えてくれた 後継機のX-T5に期待せざるを得ない。
どのような製品になろうとも、発表されれば購入を迷う日々を送ることは間違いないだろう。
2022年末になるのか?2013年春になるのか?わからないが、早くX-T4の後継機を目にする日が来ることを願っている。