みなさんにこんな経験はありませんか?
目の前に広がる素晴らしい景色をカメラ(スマホ)で写真に撮る。
撮った写真を見てみると何か思っていたイメージと違う。
目で見た景色はキレイなのに、カメラで撮るとキレイに撮れない。
せっかく一眼カメラを購入したのに、撮った写真はどれもイマイチという経験はないだろうか?
目の前に広がる景色にカメラを向けて撮影しているのに、なぜ写真で見ると違ったものに見えるのか?
今回はそんな疑問を解決しつつ、素敵な写真を撮るための5つのコツをお伝えしていこうと思う。
最後まで見ていただくと目の前の素敵な景色をカメラで切り抜くことができるようになるヒントをつかめるかもしれない。
ぜひ最後まで楽しんで見てほしい。
カメラの基本
まず大前提として覚えていてほしいことがある。
どんなに素敵な景色もそのままカメラで撮ることはできない
ということだ。
目に見える景色をそのままカメラに撮ることは難しい
その理由はひとつ。
人の目と脳が優秀すぎるから
人の目は瞬時に明るさを判断し、ピントを合わせ、その時の気持ちや感情も踏まえ、見たいように見せてくれているのだ。
どんなに高価なカメラでも明るさピントの調整には人の手(操作)が必要だし、これから先どんなにカメラが進化しても人の気持や感情を反映して写真を撮ることはできないだろう。
目の前に広がる世界をそのまま四角い世界に閉じ込めることはできない。
カメラを買ったばかりの人には酷な話だったかもしれないが、もう一つ大切なことがある。
カメラでしか撮れない景色がある
人の目でしか見ることができない景色がある一方で、カメラでしか撮ることのできない景色がある。
その場の空気感、透明感や湿度に笑顔から伝わる笑い声、そして写真を見ることで蘇る大切な思い出。
人の目と記憶だけでは、なかなか思い出すことは難しいだろう。
人の目が見たいように見せてくれるのなら、カメラは撮りたいように撮ることができるのだ。
一部分にクローズアップしたり、広く撮ってみたり、明るくしたり、暗くしたり、幻想的にしてみたり、キリッとかせてみたり。
カメラには様々な撮り方があり、それはカメラでしか撮ることができない。
直ぐに思った通りの写真を撮れないかもしれないが、練習すれば誰でも必ずできるようになる。
このブログを通してコツを掴んでもらえると幸いだ。
素敵な写真を撮る 5つのコツ
せっかく奮発して購入した一眼カメラ。
カメラは購入したら終わりでなく、購入してからが本当のスタートだ。
一眼カメラもイマイチな写真ばかりを量産していると、気分も上がらずカメラを使わなくなってしまうなんてことも…。
そんな状況にならずに、「最高の一枚」を撮れるようになるためのコツとはどんなものだろうか?
写真上達のために欠かすことのできないコツを3つ紹介しよう。
自分にあったカメラを選ぶ
自分自身も数々のカメラを使ってきたが、重くて大きいカメラは挫折しやすい。
カメラを持ち出すこともいちいち悩むため、持ち出すこと自体へのハードルが高くなりがちだ。
そうなるとカメラを持ち歩く機会が少なくなるので、写真も上達しないという悪循環になってしまう。
特に撮影に慣れない初心者が大きくて重いカメラを使うことはおすすめしない。
なので自分に合ったカメラを選ぶことはとても大切なことになる。
一言に一眼カメラと言っても大きく2種類あり、ミラーレス一眼と一眼レフに分けることができる。
ここで細かな説明は省くが、個人的にはミラーレス一眼をオススメしたい。
各カメラメーカーの主力はミラーレス一眼になっており、基本的にはコンパクトで軽量なモデルが多い。
機種もたくさんあるため、自分のお気に入りのカメラも見つけやすいだろう。
実際にカメラを選ぶときのポイントを紹介するで
コンパクトで軽量なモデルを選ぶ
初心者に一番大切なことは先程もお伝えしたとおりカメラを持ち歩き、シャッターを押すことを楽しむことだ。
重くて大きいカメラには相応の魅力と機能があるのだが、まずはコンパクトで軽量なモデルを選ぶのが良いだろう。
ミラーレス一眼となるとカメラ本体(ボディ)だけでなく、レンズも必要になる。
軽量な組み合わせを選んでも、ボディとレンズで1kg前後になるセットを持ち歩かなければならない。
首掛けにして負担にならないか?
いつも使っているバッグに入るか?
気軽に持ち出すことができるか?
こういったことを考えながら選ぶのが良いだろう。
もちろん気に入ったカメラを買うのが一番だが、どんなに気に入っていても重いことが要因で持ち出さなければ、ただの文鎮と化してしまうので注意して選びたい。
デザインや握り心地で選ぶ
デザインや握り心地、操作感などのフィーリングでカメラを選ぶことは大切だ。
自分が「毎日持ち歩きたい」と思えるカメラは、フィーリングがしっくるくるかというポイントは大きい。
手に持ったときの感覚、見た目の格好良さや可愛さ、グリップの握り心地、ボタンの配置やダイヤルの操作性、シャッター音、メニュー画面の構成それぞれカメラメーカーごとで異なるのはもちろん、機種によって異なることも多い。
クルマを購入するときの試乗のような感覚で、実機に触ってシャッターを押して、自分のフィーリングに合うものを購入しよう。
ネットで買うのも良いが、カメラは実機を触って購入するのが間違いがない。
センサーサイズで選ぶ
ミラーレス一眼にも一眼レフにもセンサーサイズというものがある。
主なところで3種類。
フルサイズ
APS-C
マイクロフォーサーズ
一度は聞いたことがあるかもしれない。
フルサイズが一番センサーサイズが大きく、APS-Cが中くらい、マイクロフォーサーズが小さい。
細かいことを言うともっと小さい(もしくは大きい)センサーサイズもあるが、今回は一旦置いておく。
センサーサイズはそれぞれに特徴があり、多きければ良い(大は小を兼ねる)というわけではないことを覚えておこう。
またフルサイズは金額的にも高く、カメラもレンズも大きく重くなる傾向にあるため、初心者がいきなりフルサイズを使うと挫折する可能性も高くなる。
最初に購入するカメラとしては、APS-Cやマイクロフォーサーズがオススメだ。
ワイもイキってフルサイズ買って挫折したわ…
レンズキットがおすすめ
初めての一眼購入ならレンズキットがおすすめだ。
レンズキットとは、カメラ本体(ボディ)と標準ズームレンズがセットになったもので、別々に購入するよりかなり安くなる。
セットになっているレンズをキットレンズと呼ぶ。
キットレンズはコンパクトで扱いやすい焦点距離になっていることが多く、ある程度幅広い被写体に対応できる。
一方でキットレンズは廉価なものも多いため、上達とともに物足りなさを感じてくるかもしれない。
そうなったタイミングで単焦点や望遠ズームを買い足していくのが良いだろう。
マウントで選ぶ
カメラとレンズを接続する部分を「マウント」という。
マウントはカメラメーカーごとに規格が異なるため、ボディ(カメラ本体)とレンズのマウントが一致しないと装着することはできない。
キャノン、ニコン、ソニー、富士フィルム、パナソニック、オリンパスと様々なメーカーからカメラが発売されており、それぞれに独自のマウントがある。
マウントを選ぶ = カメラメーカーを選ぶ と言い換えることもできるだろう。
将来的に使いたいレンズがある場合は、マウントから選ぶのも良いかもしれない。
ボディとレンズをある程度揃えた後にマウントを変更するのは金銭的な負担も大きくなる。
カメラを常に持ち歩く
まずカメラを使う頻度を高めない限り、写真の上達はない。
闇雲に撮ればよいわけではないが、写真の上達=写真の枚数 とも言える。
枚数を撮るためにも可能な限りカメラを持ち歩き、気になる被写体を見つけ、どんどんシャッターを押すことが大切だ。
カメラが手元にないときはスマートフォンのカメラでも良いだろう。
難しいことは考えず、まずはシャッターを押すことを楽しむことが大切や
そしてカメラを持ち歩くのにネックになるのがカメラの重さとサイズだろう。
だから自分に合ったカメラを選ぶことが大切になるというわけだ。
絞り優先モードを使う
せっかくミラーレス一眼や一眼レフを使うのだからオートモードばかりを使っていてはもったいない。
そこでおすすめするのが【絞り優先モード】だ。
カメラにより多少異なるが、モードダイヤルにAモードやAvモードと表記されることが多い。
絞り(F値)を自分で設定すれば、小難しいシャッタースピードやISOといった設定はカメラが自動的に行い適切な露出にしてくれる便利な撮影モード。
明るすぎたり暗すぎたりなどの難しい露出を気にせず、絞り以外は基本的にカメラが自動で調整してくれるので初心者でも簡単に使いこなせる。
もっと簡単に言うと【写真のボケ具合】を自分で調整して、あとはカメラ任せというモードだ。
F値の数字を小さくすると大きくボケるようになり、F値を大きくするとボケがなくなる。
まずは一番簡単にミラーレス一眼の魅力を楽しむことのできる絞り優先モードを使っていれば間違いないだろう。
最初に覚えるからといって初心者用モードというわけではない。
最初から最後まで楽しみがいのあるモードなので、ぜひ使い方を覚えてほしい。
上手な写真のマネをする
上級者の写真をパクるわけではない。
マネをしても同じように撮れないのが写真の難しいところであり、楽しいところでもある。
SNSを開けば素敵な写真がたくさん出てくる。
その写真と同じ場所に行けないとは思うが、花、空、雲、海、風景、ポートレート様々なジャンルのマネをすることはできる。
カメラを構える位置、アングル、画角、写真の明るさ/色味、F値、シャッタースピード、ISOなどなどの写真の撮り方はいくらでもマネできるし、マネをしても盗作にはならない。
さらに、どのようにして撮影したら同じような写真になるのか試行錯誤しながら写真を撮るのは、とてもよいトレーニングになる。
自分が良いと思った写真を見つけたら、どんどんマネシて撮影にチャレンジしよう。
撮った写真を見てもらう
撮った写真はSNSを使ってどんどん見てもらおう。
SNSにアップすると心ないコメントを貰うこともあるが、そんなコメントは気にすることない。
気に入った写真は、たくさんの人に見てもらったり、印刷して自分で楽しむのも良いだろう。
とにかく撮った写真をPCやSDカードにしまったままではもったいない。
SNS、印刷、家族、友達どんな形であれ、撮った写真は誰かに見てもらうことが大切だ。
【まとめ】一番大切なことは継続
ここまで色々お話をしてきたが、最後に大切なことをお伝えしたい。
継続することだ。
最初は上手く撮れないかもしれない、ピンぼけ写真やイマイチな写真を連発してしまい、コレならスマホでいいやと思うこともある。
それでもシャッターを押すことを止めないでほしい
カメラはなんとなくカンタンというイメージを持たれることも少なくない。
被写体にカメラを向け、シャッターを押すだけ。
やっていることは決して難しくない。教えれば小学生にもできるようなことだからだ。
けど写真は難しい。
同じようにシャッターを押しても、人により撮れる写真は異なる。
写真を撮るのは難しくないのだが、思ったように撮るのが難しいのだ。
だから写真は楽しい。
どんなことも一部の天才を除いて最初から上手くできる人なんていない。
だからこそシャッターを押すことを楽しんでほしい。
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